高松で、ゲームの歴史の展覧会のイベントに行ってきた。(2018)

あそぶ!ゲーム展 STAGE.2 ゲームセンターVSファミコン 入場無料

https://www.e-topia-kagawa.jp/event/gameetp02_index.asp

(香川県高松市 ”情報通信交流館e-とぴあ・かがわ” にて8月15日まで開催中)

昨年に引き続いて、今年も高松でゲーム展のイベントが開催されているので友人と行ってきました。

昨年はゲーム機の黎明期の頃のファミコン登場以前がテーマでしたが、今年はいよいよ自分にもなじみ深いファミコン登場以後のゲーム機とゲームセンターのゲームがテーマです。

会場は昨年と同じ “e-とぴあ・かがわ” の4階・5階。

ちなみに会場は静止画撮影はOKですが動画撮影はNGとの事です。

今年も気になったものを幾つかあげてコメントしていきたいと思います。

入ってすぐにナムコのゼビウスのテーブル筐体が。

ゲームに初めて壮大な世界観や詳細なキャラクター設定、そして美しいグラフィックなどを採用したゲーム史を語るうえでは外せない大ヒットした名作シューティングゲームです。

当時はパソコンをはじめ様々な家庭用の機種に移植されましたが、ファミコンへの移植はクオリティが高く度肝を抜かされたものです。

ゼビウス開発時の設定資料。貴重ですね。手書きのイメージイラストも素晴らしい。

ふと周りをみるとこれまたナムコの名作”ドルアーガの塔”をプレイしている親子が。

親子でゲームを興じるというなんとも和む光景ですが、おそらくそのゲームの謎解きはゲーム中完全なノーヒントなので現代の子供たちにはハードルが高すぎてクリアは相当困難かと思いますw

(普通にプレイしていてはクリアできないので、当時の子供たちはこのゲームをクリアするために、口コミや交流ノートに各個人の発見した情報等を書き込み みんなで攻略していました。ちなみに当時攻略本等はロクにない時代です。)

ガラスケースには名機(迷機?)ATARI 2600 VCS(1977年)が。そして右下にはこれまた迷作のゲーム”E.T.”。

この頃のゲーム業界は、後半あまりにも粗悪なゲームが乱発され売り上げが急激に落ち、以後ファミコンが登場するまで冬の時代を迎えます。ゲーム”E.T.”に至ってはゲーム内容もヒドイのにハードの普及数の数倍以上の数が生産され、当然売れ残った業者は処分に困り大量に地中に埋めたてたという噂話もありました。(←近年この噂は事実だったことが発覚して話題になりました。)

ゲーム史で有名な”アタリショック”という言葉はこのゲーム機から生まれました。

次は、いわずと知れた任天堂の名機”ファミコン”こと”ファミリーコンピュータ”です。

この名機とクオリティの高いゲームの供給のおかげで家庭用ゲーム業界がまた息を吹き返しました。そして爆発的なブームとなっていきます。家庭用ゲーム史はこのハード抜きでは決して語る事は出来ないでしょう。

ちなみにこの展示ファミコンは何気なくコントローラーのA・Bボタンが四角の貴重な初代タイプのものでした。

こちらは海外版ファミコンであるNES(Nintendo Entertainment System)。アメリカンサイズでデカいです。

次のガラスケース内にはアーケードゲームの基板が。

アーケード基板に詳しい友人によると右の”グラディウス“のバブルシステムの基板は故障率が高いため完動品のものならば軽く数十万することもあるほどの貴重品だとか。すげぇ。

友人はグラディウスと同様に大人気のシューティングゲームの”沙羅曼蛇(サラマンダ)”を楽しんでいました。

彼は家にもこのゲームの基板を所有しているので、上手いです。

この後、自分もしばらく友人と2人で協力プレイを楽しみました。

こちらでは初のベルトスクロールアクションの”熱血硬派くにおくん”に興じる男児が。後に出る名作、”ダブルドラゴン”のベースとなったと言われるゲームですね。

くにおくんは当時の友人がファミコン版を所有しており、技の種類も豊富で爽快感がありみんなでワイワイと楽しく遊んでました。

なめんなよ このやろう”、”おめぇら なめてんじゃねぇぞ” 等のツッパリ用語も話題になったものです。

 

 

次はセガを代表する体感型アーケードゲーム達。

上から”アフターバーナ”、”スーパーハングオン”、”スペースハリアー”(SD筐体)です。

ゲーム機筐体に乗って操作したり、筐体自体が画面に合わせて動くという、家庭用ゲームでは味わえない体感が出来ました。

当時の人気PCも展示されてました。

シャープのホビーパソコン”X68000″です。マンハッタンシェイプと呼ばれるデザインがカッコいい。当時としては珍しくゲームに特化した性能でアーケードゲームの良質な移植作品も数多く提供され、ゲーム好き中高生の憧れでした。

まぁ、当時 自分はFM-TOWNS派でしたがw

しかし、デモしているゲームがよりによって”信長の野望”とは・・・・渋すぎますw。

MSX版のグラディウス2(に)も展示されてありました。

グラディウス好きの友人によると、グラディウスⅡ(アーケード版 他)とグラディウス2(MSX版)があり、それぞれステージ構成や世界観が異なるため前者はⅡ(つー)と発音し、後者のMSX版は2(に)と発音して使い分けるのが正しいそうです。(というか、グラディウスファン内で混同をさけるためそういう慣例があるみたいです。)

ゲーム楽しむ上では欠かせないゲームの音源についても資料がありました。

あまり詳しくはないのですが、初期ゲームは矩形波(くけいは)、ノイズ音、三角波といった電子音で表現されており、これらの音を組み合わせることによって、今でも思い出に残るいわゆるあの”ピコピコ音”の名曲が数多く生まれてきたのですね。

初のゲームミュージック音が収録されたYMOの細野晴臣氏のアルバム(上)。これは有名ですかね。ネットで見たことがあります。

ちなみに会場ではクイズラリーも行っています。入口の方で配られていました。展示されている資料を見ながら解答していきましょう。ちなみにクイズラリーの問題は日によって変更され何パターンかあるそうです。

無事クイズラリーは全問正解で帰りにステッカーを頂きました。表面がホログラム加工されておりキラキラ光ってます。

ステッカーも2種類あるそうです。

昨年も買いましたが、今年も帰りに入り口で販売されているパンフレットを買いました。確か1800円位でした。貴重な資料なので大事に保存しておきたいと思います。

といった感じで、ゲーム好きの人にもなかなか見応えのあるイベントでした。親子連れもたくさんいましたので家族で行ってもいいですね。子供さんは喜ぶと思います。15日までの開催のようなので興味のある方はお早めにどうぞ。

今後ステージ3も企画される事があれば是非見に行きたいと思います~。

 

Author: Naokit

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